「ギーク(ダサい)からシックへ」、「ママを何とかして!あれじゃ売女だよ」といった変身企画は視聴者に大受け。太めの人が体型をカバーする着こなしを学んだり、がっしりしたトラック運転手が馬子にも衣装で会計士みたいに見えてしまったり、粗野なティーンエージャーが清潔そうなアイビー・リーガーに変身してしまったりするところを誰もが見たがった。改造コーナーは究極のシンデビフーファンタジーとしての役目を果たした(被験者が喜んで参加したのであろうと、そうでなかろうと)。そこにあるのはこんなメッセージである。服を変えれば人生も変わる。「特に女性には、自分をそんなにきれいじやない、可愛くない、と見下しか相手に対する復讐手段としての変身願望があるわね」。そう言うのは、テレビーエディターだ。「『オプラ』『リッキー・レイク』『ザービュー』などで見られるような「改造」には新たな要素があるわ。それは、「改造」が単に化粧を変えることとしてだけではなく、精神的な変身としても提示されているってこと。つまり、外側が生まれ変わることで内側も生まれ変わるって言っているわけよね」。『シーズーオールーザット』『キャントーバイーミー』『プリティーウーマン』『デンジャラスービューティー』『プリティープリンセス』『テンプテーションー五歳』−無数に存在するハリウッド版シンデレラ物語が、ダサくてもお転婆でも娼婦でも、ちょっと化粧や服装を変えるだけで、この社会で魅力的な人間になれるのだと映画ファンに囁く。
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