正しいフランチャイザーの見分け方

2011.11.14

店が増えて全国ネットになり、メジャーになって来るといろいろな管財人やブローカーがMさんにネタを持って来る。五〇〇坪の倉庫の物を倒産したから買ってくれとか、そういった話だ。しかし、そのうち必要とするのはせいぜい三割で、後の七割はいらない。しかし、後の七割を断ると三割も売ってくれない。この七割を処分するのが難しい。そこでMさんはそのために直営店をつくることを考えた。「物が入ってくるからやってるんだよ。ダメならやめりゃあいいさ」至極簡単な考え方だ。それでできたのがライフとキッス。ライフは直営店が一店舗、FCはゼロ。キッスは直営店三店舗でFCが一店舗。キッスもライフもFCがやりやすいという。「FCとして確固とした仕入れルートづくり、ノウハウづくりをしていこうと思っています。というのは今あるフランチャイザーがきちんとしていない。フランチャイジーがうまくいかないのとフランチャイザーがきちんとしていないというのは別物なんだ。本部の歴史が浅くて数えるノウハウが少ないので、フランチャイジーになるとすぐに儲かるというもんじゃない。これは当たり前のことなんだけれどそれを隠れ蓑に本部は自助努力をうたう。まず店舗指導している人の数字的なノウハウがあるかを聞くだけでもそこの本部の力がわかります。たとえば、一メートル二十の棚にBという商品が何個乗るのか、それを乗せるには何人のパートの人が何分かかって値付けするのかというような数字を把握している人が店舗指導してるかが問題。そういう数字を知っているとあなたの仕事は遅いんですと言えるじゃない。それでこの程度の人なら時間給六〇〇円払っても合いませんと教えてあげなきゃいけません。ところが店舗指導に来ても店の人を使うときの能率がいいとか悪いとかいうのはほとんどの人が教えられない。本当はそこまでしなくちゃいけない。うちはそこまで準備して戦いに挑みますよ」