ブランドとお客様の接点は、ショップで生まれます。経営トップやデザイナーがどんなに崇高なイメージを作り上げても、接客しだいで台無しになります。極端に言えば、そのブランドが作り上げてきた歴史をこわしてしまうわけです。自分はそういう責任を負っているという自覚とプライドを持ちましょう。まだ比較的新しく、名前が知られていないブランドの販売スタッフには、「自分がスペシャリストとして、どんなブランドでも、どんな服でも売っていくのだ」という気概を持ってほしいと思います。要するに、お客様のどんなニーズにも自分の力で応えることができるのだというプライドです。また、そのブランドを作った人の思いというものが必ずありますから、それをお客様に伝えていくのもいいでしょう。一方、ラグジュアリーブランドの販売スタッフのなかには、妙にプライドが高い人がいます。こういう人は持つべきプライドを間違えていると言わざるを得ません。