昭和三九年の東京五輪のときにすでに開通していた首都高(昭和三七年に京橋−芝浦間が最初に開通)などは、崩壊した阪神高速よりずっと危ない。常に渋滞している環状線や3号線は初期につくられたもので、それだけ危険度も高い。危険度を問うならば、首都高速は楽に阪神高速に勝っているのである。また実際に、震度六以上の地震があれば落橋の可能性は織り込み済というではないか。首都東京には東京タワーもある。新宿の超高層ビル群もある。見物で最上階まで上がるなど、地震のことを考えれば自殺行為に等しいといえる。ベイブリッジもレインボーブリッジも……。とにかく重くて高い建造物の近くのマンションなど、避けるに越したことはない。それはこの震災が十分に証明してくれたわけである。